研究分野

 構造設計は、安心・安全な社会インフラを実現すべく、これまでの仕様設計から性能設計へと向かっている。しかしながら、構造物の損傷の大部分を決めている疲労に対して、各国の設計手法は依然として等級分類に基づく仕様設計の域をでていない。この主原因は、小型試験片と大型構造要素の力学場の違いを特性化できず、多分に保守的に設計しようとすることにある。本研究拠点は、接合科学共同利用・共同研究拠点としての特徴を活かし、学内外の研究機関・研究者との連携によって、溶接構造の破壊安全性、特に疲労破壊に対する安全性を設計段階から保証する設計・評価手法を開発し、亀裂安全性を見える化した破壊評価手法の国際標準化を目指した研究開発を行う。それによって、疲労フリー構造の実現へと繋げる。

研究テーマ

  1. 疲労設計の現状分析
  2. 構造不連続部からの亀裂発生評価と破壊力学的手法のリンク
  3. 塑性拘束の影響を組み入れた疲労強度評価法の研究
  4. 溶接構造の疲労性能設計を実現できる試験法の開発
  5. 疲労性能設計手法の国際標準化
教授(兼任)
南 二三吉
准教授(兼任)
堤 成一郎
助教(兼任)
高嶋 康人
招へい教授
豊貞 雅宏
招へい教授
寺田 賢二郎
特任助教
(兼任)
F.Riccardo

溶接に関連する疲労問題と代表的なスケールの例


局所的な形状と疲労寿命の関係(解析例)


高サイクル問題へ拡張された繰返し弾塑性モデルにより予測される疲労寿命


複雑な荷重履歴下の大変形(座屈)・極低サイクル疲労問題の解析例

 
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