Keynote & Invited Speakers


基調講演者の御紹介


アレクサンダー・ミカエリス 氏 (Prof. Alexander Michaelis, Fraunhofer IKTS, Germany)
ドイツのフラウンホーファー研究所では、世界トップレベルの造形技術を駆使して、様々なプロセスを実用化してきました。欧州地域におけるセラミック造形の現状をはじめ、講師が手掛けておられる5D造形について、最新の知見をお話しいただきます。

ムリチュンジェイ・シン 氏 (Dr. Mrityunjay Singh, OAI / NASA, USA)
アメリカ航空宇宙局 NASAでは、金属はもとよりセラミック部材の3D造形が、すでに実用されつつあります。米国におけるセラミック造形の現状も含めて、講師が自ら携わられたスペースシャトル部材開発の事例も含めて、幅広くご紹介いただきます。

イエンツ・ギュンスター 氏 (Prof. Jens Günster, BAM, Germany)
ドイツの材料工学研究所BAMでは、レーザを用いたセラミック部材の直接造形を、長年にわたり研究してきました。講師はレーザ造形と他の材料プロセスを組み合わせるなど、様々な工夫を取り入れており、技術変遷から最新事案までお話しいただきます。

中野 貴由 氏 (Prof. Takayoshi Nakano, Osaka University, Japan)
日本国内における国家プロジェクトを経て、金属造形は新たな冶金工学として認識され、組織制御も同時に達成できるようになりました。講師が主導されたプロジェクト成果をはじめ、生体ンプラント造形における独創的な取り組みをご紹介いただきます。

大司 達樹 氏 (Dr. Tatsuki Ohji, AIST, Japan)
日本国内でも世界に遅れることなく、セラミック部材の3D造形に関する国家プロジェクトが企画され、基礎研究や応用展開が進められました。講師が進められたプロジェクト成果をはじめ、国内のセラミック造形事情についてお話をいただきます。

明渡 純 氏 (Dr. Jun Akedo, AIST, Japan)
緻密で極薄のセラミック層を室温に近い環境で達成できる、画期的な技術として考案されたのがエアロゾルデポジション法です。講師が自ら発案し発展されてきた技術について、基礎原理から国家プロジェクトを経た応用展開まで、詳細にお話しいただきます。

近藤 勝義 氏 (Prof. Katsuyoshi Kondoh, Osaka University, Japan)
金属チタンへ気体元素を溶存させると、化学的ならびに物理的特性が様々に変化します。講師はチタン粉末に気体元素を固溶させて、組織制御や力学特性の向上に成功しました。これらの粉体を原料とする、新しい金属造形法について、ご紹介いただきます。



招待講演者の御紹介

アンドレア・ゾッカ 氏 (Dr. Andrea Zocca, BAM, Germany))
ドイツの材料研究所BAMでは、世界最先端のレーザ技術を基盤として、長年にわたりセラミック造形に挑んできました。これまでに講師の研究グループが培ってきた、様々なセラミック造形プロセスについて、原理から応用まで幅広くご紹介いただきま

ハウスク・ユン 氏 (Dr. Huisuk Yun, KIMS, Korea)
韓国では優れた電子制御技術と、窯業生産に根差したセラミック焼成技術を融合し、3D造形技術の開発が加速しています。講師は複数のセラミック相を焼結する手法に卓越しており、マルチマテリアル造形を実現する装置についてもご紹介いただきます。

野村 直之 氏 (Prof. Naoyuki Nomura, Tohoku University, Japan)
金属粉体の溶融凝固を繰り返し、構造体をかたちづくる造形プロセスでは、熱の伝搬制御と金属組織の成長コントロールが重要です。講師が取り組むこれらの工学的課題について、粉体製造の最適化も含めた、系統的なアプローチについてご紹介いただきます。

小泉 雄一郎 氏 (Prof. Yuichiro Koizumi, Osaka University, Japan)
高出力の電子ビームは超高速のスキャニングが可能であり、装置の大型化も従来の溶接技術の転用により容易であるため、金属大型部材の高速造形が実現されつつある。講師が進める造形諸現象の可視化について、最新の冶金工学的知見をご紹介いただきます。

長田 実 氏 (Prof. Minoru Osada, Nagoya University, Japan)
原子数個の極薄層を巧みにハンドリングし、異なる種類を積み重ねることで、物質表面にオーダメイドの表面状態を造る技術が、ナノシート積層プロセスです。講師が長年手掛けてこられた、高機能表面の無機化学的な設計製造についてご紹介いただきます。

増田 佳丈 氏 (Prof. Yoshitake Masuda, AIST, Japan)
水溶液中の選択された化学反応を高度に制御すれば、部材表面に無機物質をコーティングするだけでなく、微細な機能パターンを形成することが可能です。講師が成功させた様々な機能性表面の形成に関して、電子部品への応用など事例もご紹介いただきます。

且井 宏和 氏 (Dr. Hirokazu Katsui, AIST, Japan)
部材表面に極薄のセラミック膜を形成するCVD技術では、レーザ加熱による局所的な結晶成長も促せます。講師が進めるプロセス技術の先鋭化により、3D造形への道も開かれつつあります。基礎原理から最新の応用展開についてご紹介いただきます。

法貴 哲夫 氏 (Mr. Tetsuo Houki, SK-FINE, Japan)
材料微粒子を光硬化性の液体樹脂へ混合すると、ペースト状の素材が得られます。これらをステージ上に平滑塗布し、紫外線レーザ照射による描画と固体断面の形成を経て、立体構造を得る光造形法について、装置開発の経緯を中心に紹介いただきます。



ONLINE REGISTRATION ONLINE RESERVATION




 
Organizing Committee of Smart MADE
e-mail: Smart-MADE2019@jwri.osaka-u.ac.jp