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機能評価部門

大阪大学

接合科学研究所

機能性診断学分野 

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5.構造体の機能性付与のための表面改質技術の確立と経年変化の解析に関する研究



rf支援プラズマスパッタリング法により、石英ガラス基盤上にTi、Si、Fe、Fe-Coをそれぞれ成膜した後、カーボンナノチューブを垂直に配向成長させ、これに基材を含浸させることにより、複合材料を作製する手法を確立した。上記の膜のうち、Fe-Coを用いた場合にカーボンナノチューブの配向性が最も向上することを明らかにした。また、複合酸窒化物薄膜の耐高温酸化性、耐摩耗性の評価を行い、従来よりも高品質な薄膜を得ることに成功した。
さらに、鋳鉄の表面に高速で回転するツールを押し当てながら移動させることにより、その表面を硬化させる技術を確立した。これにより、200HVの表面硬度を有するFCD700およびFC300鋳鉄の硬度を4倍の800HVにすることができることを明らかにした。また、同様に摩擦攪拌プロセスを用いて、Al合金、Mg合金表面にセラミックス、カーボンナノチューブ、フラーレン等を微細分散させ、表面の大幅な機械的特性の向上が得られる手法を確立した。本研究は、科学研究費補助金基盤研究Aおよび経済産業省戦略的基盤技術高度化支援事業の成果である。








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