ご挨拶

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 大阪大学先導的学際研究機構附属月面都市開発研究センターのホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。 米国を中心とする国際月探査計画「アルテミス計画」が本格的に進展し、月周回拠点ゲートウェイの整備や有人月面探査の実現に向けた取り組みが加速しています。また、各国の宇宙機関に加え、多くの民間企業が月輸送、通信、資源利用、建設技術などの分野に参入し、月面経済圏の形成に向けた動きが世界規模で活発化しています。
 大阪大学では、近年、他国をリードする高速の大気生成法を開発致しました。この手法は、これまでアメリカや中国が提唱する方法より、1000倍以上多くの大気を作り出すことができます。エネルギーに関しても、光エネルギーを電気エネルギーに変換することなく、光エネルギーのまま使用することで、従来の100倍近い効率でエネルギーを活用することを可能に致しました。
 現在、日本人宇宙飛行士による月面活動への期待も高まり、我が国は月面開発において重要な役割を担う段階を迎えています。しかしながら、人類が月面で継続的に活動するためには、多くの課題を解決しなければなりません。厳しい放射線環境や極端な温度変化への対応、居住施設やエネルギー供給システムの構築、資源循環技術の確立、さらには人間が安全かつ快適に生活・活動できる都市環境の設計が求められます。月面都市の実現は、宇宙工学だけでなく、建築学、都市計画学、環境工学、情報科学、医学、人文社会科学など、多様な学問分野の知見を結集する総合的な挑戦です。
 大阪大学では、これまで、中国・嫦娥5号が持ち帰った月試料や月周回衛星「かぐや」に搭載したイオン質量分析器で得られたデータの分析、高精度衛星編成体飛行技術に関する研究、1分子解析技術を用いた地球外生命探索に関する研究など様々な分野において、多くの成果を収めてきました。月面都市開発研究センターは、月面未来社会の実現に向けて、大阪大学が有する種々の領域に跨る学際的な研究と産学官連携を推進する拠点として設立されました。私たちは、月面における持続可能な都市モデルの構築を目指すとともに、その過程で生まれる技術や知見を地球上の社会課題解決にも活用していきたいと考えています。人口減少、災害対策、エネルギー問題、環境負荷の低減など、月面開発で培われる技術は地球社会にも大きく貢献する可能性を秘めています。
 本センターは、将来の月面都市を構想するだけでなく、その実現に必要な科学技術、人材、社会システムを創出することを使命としています。国内外の研究機関、企業、行政機関の皆様との連携を深めながら、人類の新たな活動領域の開拓に挑戦してまいります。 皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。 

  大阪大学 先導的学際研究機構附属 月面都市開発研究センター 

                            センター長  藤井 英俊

 

ABOUT

 2026年4月1日付で大阪大学先導的学際研究機構(OTRI)附属月面都市開発研究センターが発足しました。大阪大学先導的学際研究機構は、学問分野の多様化や社会との連携の重要性が高まる中、組織・社会・国境といった垣根を越えた協働による先導的学際研究を一層推進し、新たな学術領域の創成を目指して設立された組織です。現在、14の研究部門、4つのセンター(当センターを含む)、1つの協働研究所から構成されており、専門分野の集約や異分野融合による新たな学問領域の開拓、さらには組織の壁を越えた社会との共創による革新的イノベーションに挑んでいます。

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2026.6.22

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組織図更新しました。

2026.5.1

お知らせ

「オール阪大」月面開発 新組織で研究体制大幅強化
【日刊工業新聞電子版(4月30日付)に掲載されました】