再起循環システム研究センター 対環境生物応用学分野


対環境生物応用学分野


研究成果

  1. 微生物と材料との相互作用関連での成果

    • ステンレス鋼溶接部の工業用水処理施設での事例を元に研究室レベルでの再現実験を実施 した結果, 事例と同様の腐食挙動を確認した. (詳細)
      微生物の分離・純培養にも成功し, 原因となる数種類の微生物を特定した.
    • 微生物によってステンレス鋼を腐食させる能力に差があることを明確にした.
    • オーステナイト系およびフェライト系ステンレス鋼を用いた実験では, 今回用いた微生物 によっては, 材料間で腐食の程度に大差がないことが判明した.
    • 地下水中に存在する微生物による銅および銅合金(溶接・接合部も含む)の腐食挙動に関する 実験を実施した. 銅は黄色ブドウ球菌の代謝反応で生成されるアンモニアで腐食されることを 明らかにした.
    • バクテリアによる材料加工の可能性についての調査を実施して, その高い可能性が確認 できたので, 本格的な研究に着手した.
    • 抗菌性軽金属材料について酸化物系抗菌剤を複合化させ抗菌機能を発現させた.

  2. ステンレス鋼の接合性に関する研究関連での成果

    • 6MPaまでの高窒素圧力下で304Lおよび316Lタイプのオーステナイト系ステンレス鋼のMIG溶接 にトライして健全な接合部を得ることが可能であることを示した.
    • ステンレス鋼溶接金属の窒素ガス吸収現象を6MPaの高圧窒素雰囲気下で測定した.
      その結果, MIGアーク溶接過程では, 熱力学的に計算される飽和溶解度まで, 窒素吸収が進まず, 反応は途中の段階で終了することが判かった.
    • 高窒素含有のステンレス鋼溶接金属の組織と靭性の関係を調べ, 約4000ppmの窒素添加は靭性 と強度に効果的であることを示した.
    • 高圧N2雰囲気下でMIG, TIGアーク溶接により高窒素ステンレス鋼微粒子を得た.
    • 高窒素ステンレス鋼に摩擦溶接法を応用し, 優れた継手特性を得た.(詳細)

  3. Niフリー高窒素ステンレス鋼の溶接性評価

    • HAZ部における窒化物の析出と靭性の関係を検討した.


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