技術部だよりWEB

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2017年5月15日発行



技術部のサイトをリニューアルいたしました


接合研の耐震改修工事も完工し、新しくなった明るい技術部室で新たなスタートとなりました。それに伴いまして旧態然となっていました技術部のサイトをリニューアルいたしました、耐震改修工事に伴ってリニュ-アルした明るい技術部室で新たなスタートとなります。

また、数十年ぶりに技術部に常勤の職員(女性)が新たに加わり、一段と充実した技術部として活動できるものと思います。一同、力を合わせて業務の推進に当たってまいりますので今後とも宜しくお願い致します。


ケーブル(電線)の選び方知っていますか?


新しい装置の導入や移動に伴って配電盤から装置に配線をする機会があると思います。
主にビニルで被覆されたキャブタイヤケーブル(VCT)と呼ばれる電線を使うことが多いと思いますが、どの位の太さのケーブルが必要かご存知でしょうか。
キャブタイヤケーブルなどの撚り線ケーブルは一般に導体の断面積で呼びます、例えば3.5mm2のものは3.5スケ(スクウェアミリ)と呼ばれています。

よく使う太さのキャブタイヤケーブル(VCT)と使用できる電流を表にすると、

導体断面積(mm2 許容電流2芯(A) 許容電流3芯(A)
0.75 12 11
1.25 17 15
2 22 19
3.5 32 27
5.5 41 35
8 51 43
14 72 62

となりますが、ギリギリですと発熱しますので余裕をもって選んでください。

キャブタイヤケーブルの耐用年数は使用環境、通電頻度で大きく変わってきますが、大体10年から20年くらいです、一見大丈夫そうでも2000年以前のケーブルは新しいものに交換しましょう。
またアース線は電源ケーブルと同等以上の太さのものを使わないと危険です。
なお、活線(電流の流れている電線)作業や活線近接作業の場合は低圧電気取扱者特別教育の受講が必要です。

おまけ-ケーブルの色など

消費電力の大きめの装置、特に動力機器に多く使われている三相交流の場合、電源側はR,S,T、負荷側はU,V,Wと言うように呼ばれており(装置や機器の電源端子に明記されていると思います)、配線の色は順番に赤,白,青となっています(場所によって違うという話も聞きますが)、ただ実際には3芯のキャブタイヤケーブルは赤白黒の製品が多いようで、青は黒に置き換えて使用する場合も多いようです、間違えて接続するとモーターが逆回転したりして危険ですので気をつけてください。
単相の場合配線の色は赤、白、黒となっていて、赤黒の間に200V、赤白および黒白の間には100Vかかっています。
アース線(緑)も忘れずにしっかり配線してください。