研究組織
接合機構研究部門
複合化機構学分野
資源・エネルギーの有効利用は、省エネとしての直接的効果の他、環境負荷削減や人体・生命への負荷軽減といった波及効果を伴う。また近い将来における化石資源の枯渇を考えると再生可能エネルギーの積極的な利活用の必要性も明らかである。そこで、本分野では、材料の表界面制御と多機能化に着目し、材料・加工プロセスの観点からエネルギーの効率的利活用と環境軽負荷エネルギーの創出を主題に、原子~ナノ~ミクロンの階層的マルチスケール設計による材料の複合化に関する基礎学理の構築と実用化研究を遂行する。
1、原子配列制御と第一原理計算を駆使したチタン材の高強度・高延性機構の解明
2、界面に着目した炭素系ナノカーボン分散金属基複合材料の強化機構の解明
3、3次元ナノ構造化による表面機能化と新規バイオマテリアルの創製
4、分子構造変化に着目した金属と樹脂系材料の直接接合プロセスの構築
5、バイオマス由来多孔質ナノ構造シリカの合成と弱アルカリ性注入材への展開
6、SKPFMによるマグネシウム合金の局所電位差腐食現象の解析と表面改質による耐腐食性向上
加工熱処理プロセスを利用した生体親和性に優れたTi-Mo系焼結合金における高強度-高延性バランスの発現
Jeff Huang, et al., Journal of Alloys and Compounds, 1010 (2025) 177195
メンバー
教授
近藤 勝義
教授
梅田 純子
講師
刈屋 翔太